私は結構自分のことを真面目な方だと思います。
特に仕事となると、そのことに没頭してしまう傾向があって、もう少し肩の力を向いたほうがいいような気もするのですが、、、
最近の日本もそうかもしれませんが、ニュージーランドのホテルの職場って多国籍なんです。
私のキッチンのシェフでは、私が日本人、スーシェフがインド人、その下のシェフが先週から我がチームに入ったネパール人、その下の見習いがニュージーランド人2人です、そして、今月末に入ってくれる予定のスーシェフがまたインド人になっています。
そんな感じでアジア色が色濃いキッチン構成となっているんです。
そう言う職場なので、そう言った人種に対して偏見がないようにし、1人の人間として尊敬を持って接するように努めています。
インド人はヒンズー教徒の人が多いので牛は食しません、なので「賄い」には牛は使えません。それにベジタリアンも多いので、お肉や魚も使わないようにしています。
これって日本のレストランではあり得ないことだったんですよ、だって、「賄い」なんだもの。余った食材でどうやって従業員のお腹を満たすのかが狙いの「賄い」
何!?
「賄い」に牛入れたん誰や!
わし食わんで!
何か他の持ってこいや!
なんて、言えるわけありませんよ?
でも、ニュージーランドでヘッドシェフとやっていくためには、こう言う些細なことにも気を配らなくては務まらないと思います。
キッチンの経験がない人に言ってもわからないかもしれませんが、「賄い」を作るのって本当にしんどいんです。
主婦であれば、昨日の残りをレンジでチンして、もう一品を冷蔵庫の野菜で作って味噌汁で、
はい召し上がれ!
かもしれませんが。
私たちの職場、プロのキッチン、はそうはいきません。
毎日違うものを作らないといけないし、プロの意地があるので、不味いものは作れません。
何で、結構気を使うんですよ。
それに最近流行りの「食べ物アルレギー」
実際に、私の長女は小さい頃「ハードコア食物アレルギー」だったんです。
細かい話は、今後そう言う機会があったらお話ししますね、結構涙なしでは語れない内容になっているので覚悟してくださいね。
そうなんです、職場に1人グルテンフリーのスタッフがいるんです。
アメリカ人の宴会のコーディネーターなんですけど、彼女は小麦粉関係は一切ダメらしいです。
なので、「賄い」の定番パスタはダメです。
焼きそば、うどん、そばなどもダメ。
基本はご飯系ですね、だからどうしてもカレーやチャーハンになることが多いのです。
で、もちろん肉なし魚なしのベジタリアンが基本の献立にしています。
私はほとんど賄いを作るわけではないので、賄いを他のスタッフに作ってもらっています。
そのしんどい仕事を気持ちよくしてもらうために、そこにも気を遣っているんです。
いかに労力をかけないで、時短で、どんな国籍や食べ物アルレギーを持っている従業員が食べれる「賄い」を作ってもらうために。
その間にも、普段の仕事もやってもらわなければならないわけで、もし彼ら彼女らが与えられた時間内に仕事を終わらせることができなければ、私がしなくてはならなくなります。
ニュージーランドでヘッドシェフとしってやっていくためには、仕事のほとんどの時間はそう言った時間に費やしていると思います。
次ぐにブログでは、ニュージーランドでヘッドシェフとしてやっていくためにはどう言ったスキルが必要かも言及していこうと思っています。
最後まで長文をお読みいただきありがとうございます。
コメント
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