ニュージーランドで従業員を雇うときに必要なこととは?

ニュージーランド 仕事

最近、私は雇用関係のことばっかして、全然実際に現場の仕事はできてません、ってか、管理職ってそうなのかも。

管理職って聞こえはいいかもしれないけど、実際にしている仕事っていかに従業員の皆さんにストレスなく働いてもらえるかなんじゃないかな。

みんなが必要な材料をそろえておいたり、オーダリング、みんなが安全に仕事できるように道具のメンテナスをしたり、道具のメンテナンス、みんながそれぞれ平等な仕事量をしているかチェックしたり、公平さ、機嫌の悪い従業員がいたらご機嫌伺に一杯ごちそうしたりと、結構気を遣う仕事なんですよね。

で、今日は新しいスーシェフ、副料理長っていうのかな?の面接でした。

面接をする前に、かれがこちらに来た時に料理の腕を見るためのトライアルの課題を与えていました。

課題は、前菜を3人前とメインを3人前を作ってもらうように伝えておきました。

それに必要な材料をそろえておくから、使いたい食材を知らせてもらうようにメイルをしたのです、その時に何を作るか聞いてみたら。

前菜はその日のスープで、メインはサーモンとリゾットを作ります。

私は、ちょっとびっくりしたんです、だって前菜にその日のスープって。

自分が欲しい仕事のトライアルに、誰でも作れるようなスープを作るなんて、私たちを馬鹿にしているのか?それとも誰も見たことがないようなものすごいスープを作るのか?

すっごいスープを作るならいいけど、誰もが作れるスープなら違うものを作ってほしいんだけど。

と、彼に伝えて、彼も納得し考えなおしたようです。

彼にいつに前菜を出してくれ、そのあとにメインをこの位の時間だから、自分で仕込みの時間、盛り付けの時間を段どって料理を出してくれと伝えました。

そして、彼が仕込みを始めたのを見ながら、仕事ぶりもチェック。

仕事を段どりよく進めているか、包丁さばきは大丈夫か、素材の使い方はあっているか、きれいに仕事を進めているか。

何も考えていないようですけど、結構見るところは見ているのです。

ちょっと見ただけでしたけど、まだまだ未熟なところはありますね、逆に言うと、伸びしろは沢山あるというわけで、ポテンシャルはあるということです。

彼の仕事ぶりを見ながら、自分の仕事も進めなければなりません。

その間にもいろいろなことが起こっているわけで、ほかのマネージャーから質問があればその対応をしながらだったり、急な予約が入って、しかもメニューにないものを注文してきたので、そのメニューを考えて、その仕込みをしなければならなかったり、週末に大きなパーティーがあるのでそのしこみの段取りをして、計画を立て、みんながわかるように計画表を作成したり、結構忙しいものなんですね。

で、彼はインド人なんです、うれしいことに私たちのキッチンにはインド人がいるので彼らは初対面でもインドの言葉で会話をしていました。

まったく、彼らが何を言っているか理解できませんでした、後から私らのインド人が言っていたのは、トライアルに来ているインド人は私たち以外で4件のレストランから仕事のオファーをもらっているとの事。

ニュージーランドでシェフを見つけるのは本当に大変なんです!

なので、このブログを見ている人で料理人の人はニュージーランドで仕事を見つけるのはものすっごく簡単ですよ?

興味のあるお方は、ご一報をお待ちしていますからね。

で、彼の前菜の時間が迫ってきました、時間を伝えて彼は盛り付けを始めました。

3人前と伝えていたのですが、彼は1人分しか盛り付けません。

ん?

と、私。

声を掛けようとした瞬間、彼はもう一皿盛り付け始めました。

彼は3人分を1皿ずつ盛り付け始めたのです。

明らかに要領が悪い盛り付け方です、これがもし私の営業中なら怒鳴り散らすところです。

でも、これは彼のトライアル、アドバイスを上げるのは彼のためにならないので、そのままにして彼の盛り付けを見ます。

すべて出来上がったら、彼に料理の名前を紙に書いてもらい、それをみんなで試食という運びでした。

料理の名前は。

winter vegetable salad, roast kumara &beetroot, crispy shallots, candied pecan, green apple, dijon cider apple dressing and feta cheese whip & yoghurt.

盛り付けは、可もなく不可もなく、お味のほうはこちらも可もなく不可もなくで、全体的にはぎりぎり合格点ではないでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました