ジェンダーレスとは
ジェンダーレスとは男女間における区別や性差の境界線をなくすことや男性・女性の概念を取り払おうという考え方です。
具体的には、「学生の制服では男子生徒はスラックス、女子生徒はスカート」「男の子はブルー、女の子はピンク」など、社会的に形成されてきた男女間における区別がありますが、こういった区別をなくしていくのがジェンダーレスの取り組みです。
世界中で売れに売れた本の中で、
「世界がもし100人の村だったら」
90人が異性愛者で、10人が同性愛者です。
と書かれています。
10人に1人が同性愛者のくぃさんです。
ちなみにニュージーランドでは100人中11名が同性愛者というデータがでています。
では、ジェンダーとは?
ジェンダーとは、男性は外で働き女性は家庭を守るなど、社会的・文化的な性差を指し、生物学的な性差であるセックス(sex)とは区別されます。
つまり、ジェンダーは生まれながらにして決まっているのではなく、社会、文化との関わりの中で形成されていくものなのだそうです。
ジェンダー平等は、国連が定めるSDGsのゴールの一つにも挙げられています。
世界共通の目標として掲げられるSDGs(持続可能な開発目標)には「ジェンダー平等を実現しよう」というゴールがあります。
特に日本は、世界経済フォーラムが発表するジェンダーギャップ指数において参加する世界156カ国中120位であり、ジェンダー平等には遠い現状があります。
最近ではジェンダーギャップによるスポーツ選手のお給料を平等にしようと、世界中の女性トップアスリート達ががんばっていますね。
ジェンダーフリーとは
ジェンダーレスと似ている言葉に、ジェンダーフリーがあります。これは、日本では性による社会的・文化的差別をなくすことを意味して使われています。つまり、社会的・文化的性差の押し付けから自由になる(自由=フリー)という意味の言葉です。「従来の性別における決め付けや役割分担にとらわれず、男女間のアンバランスな力関係や格差をなくそう」という考え方がもとになっています。
ジェンダーレス社会の実現に向けた取り組みと事例
ジェンダーレスは、男女格差の解消や多様性を認め合う社会をつくるため重要な考え方といわれています。
1.「男性名詞」「女性名詞」の廃止
女性の保育士は「保母」、女性の看護師を「看護婦」のように同職種でも男女で呼び方が異なっていることがありました。
「看護婦」の例では、男女雇用機会均等法が改正されたことで、2001年に保健婦助産婦看護婦法は保健師助産師看護師法に改正され、看護の職名については男女の区別なく、看護師に統一されました。
2.男女で分類しない制服
学校の制服において、ジェンダーレスの考え方を採用する学校が増えています。例えば長崎県の公立高校の一部では、女子はスカートとスラックスの制服を選択できます。「私服でも冬はズボンが多いので違和感はないです」と話す生徒もいました。
他にも、東京都江戸川区では中学校の3分の1で選択制の制服が導入されています。ある中学校では、スラックスかスカート、ネクタイかリボンを自由に選択できるようです。それまではスラックスを「男子用」、スカートを「女子用」と呼んでいましたが、新たにストレートのスラックスをA型、スカートをB型、丸みを帯びたスラックスをC型と呼ぶなど、ジェンダーレスが広がっています。
タカシイシカワ的まとめ
わたしは二十歳ごろに夜の繁華街に出歩いていた口です、その時によく連れて行ってもらったバーの一つにゲイバーと呼ばれるところがありました、そこで初めて同性愛者の人達と交流する機会を持つ経験がありました。
二十歳そこそこの青年にはそれは衝撃的な経験です、男性同士がさも恋人同士のように会話するところを見た時の衝撃はものすごいものがありました。
さらに時間を経て、わたしはワーキングホリデーを利用してシドニーに行きました、そこで一緒に暮らした人がいわゆる「ゲイカップル」。
新宿のゲイバーで、同性愛者達を見てきたので、それなりに免疫はありましたが、さすがに同じ屋根の下で寝泊まりとなると、結構エグいものがありました。
彼らは仕事をしていて、どちらかが仕事に行く時に見送り時に濃厚なキス。生で見るのはきついものがあります。
で、帰宅した時には、朝した濃厚キスの倍以上の濃さでキス。しかもそのキスの長いの長くないのって。
そんなこんなを経験してきたわたしが思うに、同性愛者だろうが異性愛者だろうが、自分が自分らしく生きるのは、生まれてきた人達の権利なんじゃないかなと思います。
ただ、人様に迷惑をかけるような生き方は良くないんじゃないかなともおもいます。
公共の場所で恋人同士がいちゃつくのって、あんまり見たくないものですよね?
こちらニュージーランドでは、朝仕事に行く時夕方仕事から帰ってきた時に夫婦がハグとキスでさよなら、ただいまを言うのは普通のことです。
それを見た子供達もそれが家族のあり方と思い、自分が家庭を持った時にしてくれると思います。
でも、家族のハグやキスはいいですが、それ以上の事は他人に見せるものではないんじゃないかなと思います。
その辺りの線はどんな人でも守ってもらいたい一線なんじゃないかと思います。
他の人が自分と違うから、その人が間違っているわけではなく、それはその人の個性。
お互い違う家庭環境に生まれ育ったのでそれが普通と受け止めて、その個性をお互いに尊重、尊敬してカラフルな世界を作れると、とっても多様性の富んだ明るい将来が待っている事と信じています。
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