ニュージーランド 新しいシェフが入りました

ニュージーランド 仕事

ワタシがここのキッチンの責任者になって、2ヶ月以上経つのですが、思っていたいた以上にヘッドシェフの仕事って大変ですね?

前任者がいたときのワタシの肩書はキッチンオペレイションマネージャー、平たく言うと、ヘッドと同じだけどヘッドシェフの仕事を二つに分けましょうよ、って感じだったんです。

2020年にコロナが始まったんですが、その前にキッチンオペレイションマネージャーになったんですけど、それまではヘッドシェフの仕事を彼とワタシで分けていたのですが、コロナ禍で彼が一人で全ての仕事を受け持つようになったんです、ワタシがやっても良いところはあったのですが、「まぁ、彼がやってくれるならいいか」と、いう甘えた考えもあったのでそのままにしておきました。

で、彼がこの職場を去ってからは、ほとんど全てのことをワタシがするようになったんです。

ヘッドシェフは現場にいた方が良いけど、そうしたらデスクワークの仕事が全然進みませんね。

なのでワタシが最初に取り組んだのは、スーシェフの教育でした。

彼がワタシのキッチンでの仕事をしてくれれば、キッチンにワタシがいなくてもとりあえず日々の仕事は回るはず。

そして、ワタシは山というほどあるペーパーワークに時間をかけながら、新しいメニュー作り、オーダーリング他のマネージャーたちとのミーティングやら、色々、、、

要領が悪い性格で、時間配分がうまくいかないので毎週60時間労働。

若いころアホみたいに長時間労働をしていたおかげで、長時間労働には慣れていたのですが、体には応えますね。

そして、若い頃に「自分がヘッドになったらこんな長時間労働は他の若いものにさせたくは無い!」と、心に描いていたので、彼らがこんな長時間労働をしない職場を作ろうと思っています。

なので、今でもキッチンの掃除もワタシが手伝ったり、ゴミ捨てなどもワタシがしたりしています。

人件費的に考えたら、人件費の一番高いワタシが掃除をしたり、ゴミ捨てなどしていたらとっても採算の悪いことですが、「リードバイイグザンプル(行動で見せる)」で、ワタシが見本を見せるように努めています。

で、今週から新しいスーシェフが入りました。ワタシのスーシェフがやめるのです、色々教育したのですが、いつまでもワタシのために働いてくれるものではないですよね。

新しいスーは女性です、今まで女性と一緒に働いていていい経験はないのですが、好き嫌い言っていてはなりませんね、だって夏はもうすぐそこに来て居るのでその準備をしないといけません。

彼女はワタシよりも年上で、経験も豊富のようです。

最初からの条件で夜は働かないとのこと、子供が小さいのでまだ手がかかるといううことです、まぁ、そんなこと言ったらワタシの子供もまだ手がかかる歳だけど、そういうことを最初に言ってくれたらそのようにこちらも計画を進めるので大丈夫でしょう。

その代わり、朝食、モーニングティー、ランチそしてアフタヌーンティーなどのパーティーは彼女に任せても大丈夫です、そしてデザートセクションの仕込みも慣れてくればやってくれるし、簡単な夜の仕込みもできそう。

これって、かなり方の荷が軽くなる思いでした、何しろ今までは全てをワタシが計画し、現場で仕事もしていたので、四六時中仕事の事ばかり考えていました。

この仕事量だったらこのシェフに任せられる、この仕事をこのシェフに任せるにはまだ早いので、ワタシが手取り足取り仕事を見せないといけないので、この日は家に帰るのが遅くなるなぁ。

って、感じでした。

今日も本当ならランチ前にキッチンに入って、ランチのパーティーのことをしようとしていたのですが、彼女と昨日話して段取りを話したら、全て彼女ができると言ってくれ、彼女の段取りを聞いたらできそうだと思ったのでワタシはちょっと遅れてキッチンに入ることができます。

良い人が入ってくれました。

今度は新しいメニューの発表会です。

また新しいことが始まるぞ!

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