「遊びの誘いにNOと言わない」がくれた最高のギフト。22歳の娘からスノボに誘われる幸せ。

father-daughter-snowboard-newzealand-thumbnail.jpg ニュージーランド 子育て
22歳の娘から「一緒にスノボに行こう」と誘われる幸せ。幼い頃の遊びの積み重ねが、今の父娘の絆につながっています。

「遊びの誘いにNOと言わない」がくれた最高のギフト。22歳の娘からスノボに誘われる幸せ。

「パパ、今度一緒にスノボ行こうよ!パパはスキー派だけど、私が教えてあげるからさ」 先日、南島で大学生活を送る22歳の長女から、こんなテキストメッセージが届きました。50歳を超えた父親を、20代の娘が遊びに誘ってくれる。これ以上の幸せが、この世にあるでしょうか。実はこの関係、彼女が幼い頃に私が心に決めた「ある一つの約束」から始まっています。

愛情も「お腹いっぱい」食べさせてあげたい

私は、子どもがやりたいと言ったことは、とことんやらせてあげようと思って接してきました。ご飯を好きなだけ食べるとお腹が満たされるように、愛情も同じだと思うのです。 自分がしたいことを「胸いっぱい、気持ちいっぱい」できれば、人は心が豊かな、優しい人間に育ってくれる。そう信じていました。

暗黒の2年半と、彼女の「完璧主義」

何度もお伝えしてきましたが、長女にとって生後2歳半までは、痒みと戦い続ける「暗黒の時代」でした。24時間365日、常に体が痒い。そんな過酷なスタートだったからこそ、彼女は生まれつき「手を抜かない、自分を高い位置に置く」という強い、ある種の完璧主義者になったのかもしれません。 高校生の頃、風邪をひいていても彼女はテスト勉強を休もうとしませんでした。親としては「休めばいいのに」と心配でしたが、私たちは「彼女がしたいことなんだから」と見守ることにしました。無理に止めて「できなかった」という後悔を残すより、やり切らせてあげること。それが私たちのサポートの形でした。

親の「言いたいこと」を飲み込む勇気

「勉強しなさい」の代わりに「楽しんでおいで」

スノボの誘いがあった時、実は彼女、大学の最終学年で大切なテストを控えていました。
おいおい、勉強しなくていいのか?
と言いたい気持ちが喉まで出かかりました。でも、ぐっと飲み込みました。 本人が一番わかっているはず。もしダメなら、留年して一年ゆっくり社会に出ればいい。そんな「ポジティブ思考」で、私はこう返しました。
おお、いいね!スノボ、みんなで楽しんでおいで。上手になっておいで!
子どもの選択を否定せず、信じてあげる。この積み重ねが、今の「パパ、スノボ教えてあげるよ」という言葉に繋がっている気がしてなりません。

彼氏よりも、まず家族を大切にする心

2年前には、オークランドでのコンサートに誘ってくれたこともありました。彼女は彼氏と行く予定だったのですが、「パパたちも来るなら、一緒にご飯食べようよ!」と迷いなく誘ってくれたのです。 彼氏に気兼ねすることなく、家族を大切に思ってくれる。幼い頃の遊びの誘いに「NO」と言わずにいて、本当に良かったと心から思いました。

疲れているあなたへ。「今」の5分が20年後を作る

共働きで毎日ヘトヘトな若いカップルの皆さん。子どもから「遊ぼう」と言われるのが、時につらいこともあるでしょう。でも、しりとりでも、じゃんけんでも、隠れんぼでもいいんです。スマホを置いて、心から一緒に笑ってあげてください。 私はニュージーランドの広い空の下、誰もいない場所でただ一緒に走り回るだけでも、子どもたちは最高の笑顔を見せてくれました。その「今」の5分を大切にすることが、20年後、娘と手を繋ぎ、当たり前のようにハグできる関係を築くのです。

家は「外で戦う娘たち」の帰還基地

一歩外に出れば、世界は戦いの場です。 だからこそ、家は「安心できるお城」であり、何をしても受け入れてもらえる「基地」でありたい。 娘たちが 大学の休みで帰ってくるたびに「忘れ物ない?」と私が問いかけると、彼女が走ってきてハグしてくれる。その瞬間の安心感こそが、子どもたちがまた社会へ出ていく勇気になるのです。

子育ては、世界一素晴らしい仕事

子育ては大変ですが、これほどまでに豊かな報酬(愛)が返ってくる仕事は他にありません。いつか世界中の家庭が、こんな風に笑い飛ばせる場所になれば、世界はもっと平和になる。私は本気でそう信じています。 日本のお祭りの風景のような、強くて美しいものも、いつか一緒に見に行きたい。そんな夢を描きながら、今日も私は「娘たちの基地」として、ここニュージーランドで彼女たちを待ち続けています。

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