日本の父の日は6月19日です。
実は、国によって父の日は違うんです。
日本と同じ父の日は?
アメリカでの父の日は、日本と同じく6月の第3日曜日。
1909年のアメリカ、ワシントン州に住んでいたソノラ・スマート・ドットという女性が、「男手ひとつで自分たちを育ててくれた父に感謝する日を作りたい」と教会に嘆願したのが父の日の始まりです。
ソノラの父親は戦争から戻り、ソノラを含めた6人の子供を育てあげたとされています。
自分たちを立派に育ててくれた父親に対する感謝の気持ちが、父の日が制定されるきっかけを作ったのですね。
ちなみに正式な祝日として制定されたのは、1972年のことだったといわれています。
「父の日を作りたい」と思ってから、正式に制定されるまでには約63年かかったのですね。
カナダでの父の日も、アメリカや日本と同じく6月の第3日曜日です。
花やネクタイなどのギフトをお父さんに贈る他、カナダでは家族みんなでアウトドアを楽しむという習慣も根付いています。
普段は仕事で忙しいお父さんも、この日は家族と一緒にキャンプやピクニックを楽しむことができるという素敵な1日なのだそうです。
イギリスでも、父の日は6月の第3日曜日に祝われます。
花やメッセージカードをお父さんに贈るのが、定番なのだそうです。
さらに、花を贈る際は花言葉にこだわったり、ギフトに込める意味にこだわったりするのもイギリスにおける父の日の特徴の1つです。
他の国は?
韓国における父の日は5月8日です。
この日は韓国で「オボイナル」と呼ばれており、父親だけでなく母親にも感謝をする日。
イメージするなら「オボイナル」は「両親の日」とされています。
ドイツの父の日は、5月のキリスト昇天祭に合わせて行われます。
イースターを1回目の日曜日として、そこから6回目の日曜日が、父の日となるのだそうです。
そのため、毎年同じ日付で父の日がやってくるわけではないようです。
この日は、お父さんに感謝をする日でもありながら、お父さんたちが友人同士で集まって思いきり羽を伸ばす日でもあるのだとか。
オーストラリアとニュージーランドでは、9月の第1日曜日が父の日です。
家族みんなでバーベキューをするなど、アウトドアを楽しむ日として定着しています。
お父さんと一緒に家族でバーベキューやピクニックをすれば、1日楽しく過ごすことができそうですね。
イタリアの父の日は毎年3月19日。
この日はイエス・キリストの養父「サン・ジュゼッペ」の祝日に当たるとされ、宗教色が強いのが特徴です。
イタリアのジェノバでは、ゼッポレと呼ばれる揚げ菓子を食べ、サン・ジュゼッペを祝福するといわれています。
フィンランドの父の日は、11月の第2日曜日とされています。
父の日が11月の第2日曜日と決まった理由は、11月に祝日がなかったからなのだそう。
他に祝日がないという理由で、11月の第2日曜日と決まったと知ると驚いてしまいますよね。
父の日は、お父さんへいつもは恥ずかしくて言えていない感謝の言葉を、改めて伝えるきっかけになる日ですよね。
父の日のプレゼント
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