スリランカが、今週5日になって首相が「破産」を宣言した。
スリランカ経済の低迷はまずパンデミックによって観光客が来なくなり観光業が壊滅したことが1つの大きな原因だった。そして今年2月からのウクライナ紛争によって食料や燃料の輸入が困難になり、それが危機に拍車をかけた。
わたしは30年近く前にスリランカに行ったことがあるのですが、観光業が盛んな国だった記憶があります。
ですので、外国人観光客の誘致が重要な外貨獲得の手段になっているのですが、しかし、新型コロナによる逆風によって、ヒトの流入が途絶え、経常収支の赤字が続きたのです。
スリランカのゴタバヤ・ラジャパクサ(Gotabaya Rajapaksa)大統領は6日、同国が陥っている史上最悪の経済危機を乗り切るため、ロシアに燃料の供給と観光便の再開を要請したことを明らかにした。
背に腹はかえられぬということなのでしょうか。
ラジャパクサ大統領は、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領と話し、燃料の緊急貸与と両国間の旅客便再開を要請したと説明。両大統領が観光や貿易、文化などの分野での関係強化で合意したと述べた。
もしロシアがスリランカを助けたとしたら、一生スリランカはロシアに頭が上がらなくなるのでは?
アエロフロート・ロシア航空(Aeroflot Russian Airlines)は先月、支払い関連の問題をめぐり、スリランカの裁判所が同社の旅客機を一時差し押さえたことを受け、同国への運航を停止していた。
米国と欧州連合(EU)は、ロシアが2月にウクライナに侵攻したことを受け、ロシア産原油に対する禁輸措置を導入。スリランカは5月、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ(Dubai)の業者を介してシベリア(Siberia)産原油約9万トンを購入したのを最後に、輸入に必要なドルが尽きていた。
侵攻開始前、ロシアとウクライナはいずれも、スリランカを訪れる観光客の数で上位の国だった。危機の深刻化を受け、欧米諸国とオーストラリアは自国民に対し、スリランカへの渡航を避けるよう勧告している。
わたしも助けることができるのなら、スリランカにまた遊びに行きたいのですが、安全でない国にわざわざ行くことはしたくないですね。
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