タウポで開催された熱気あふれる地域最大級のディスクゴルフトーナメント
ニュージーランドの美しい街、タウポで開催されたディスクゴルフの大会にボランティアとして参加してきました。レイバーウィークエンドということもあり、街全体が活気に満ち溢れ、観光客で賑わう中での大会開催。今回は、大会運営の裏側から見たディスクゴルフの魅力と、ボランティア体験についてお伝えします。
朝8時、スパパークでの待ち合わせ
大会オーガナイザーのリチャードさんとの待ち合わせは、会場となるスパパークで朝8時。早朝の清々しい空気の中、すでに会場には準備を進めるスタッフの姿がありました。

リチャードさんによると、参加者のレジスター(登録受付)作業はほとんど前日に完了していたとのこと。当初予定していたレジスター業務はあまりなかったものの、大会を成功させるための細かな準備作業が山ほど待っていました。
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ガゼボのセットアップから始まる準備作業
ボランティアとして任された仕事は多岐にわたりました:
- ガゼボ(テント)のセットアップ:選手や観客が日差しを避けられるスペース作り
- テーブルの配置:受付デスクや資料を置くためのテーブル設置
- 選手用デスクの準備:スコア記入や情報確認のためのスペース
- 大会記念品の整理:参加者全員に配られる大会ロゴ入りの帽子をオーガナイズ
これまでスポーツ大会の運営側に立ったことがなかった私にとって、すべてが新鮮で刺激的な体験でした。一つ一つの準備作業が大会の成功につながっていくプロセスを間近で見られるのは、ワクワクとドキドキが止まらない時間でした。

106名が参加する地域最大級のトーナメント
今回の大会には、なんと106名もの選手がエントリー。家族の事情などでキャンセルした方も数名いたそうですが、それでも100人以上の選手がタウポに集まるというのは、地域のスポーツイベントとしては驚異的な規模です。
ニュージーランドでディスクゴルフがこれほど人気があることに驚きました。年齢層も幅広く、若い選手からベテランまで、様々な人々がこのスポーツを楽しんでいる様子が印象的でした。
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コース6の係員の目線で見た技術の差
大会で最も難易度の高いホール
私が担当したのは、コース6の係員。このホールは大会の中でも1番難しいコースとして知られていました。
コースの特徴:
- かなりの距離がある長いホール
- コース途中に配置された複数の障害物(木々)
- その狭い間を通り抜けなければならない技術的な難しさ

多くの選手を見ていると、障害物の間を通り抜けられずに引っかかってしまったり、横にそれてしまったりする場面が続きました。ディスクゴルフは見た目以上に繊細なコントロールが必要なスポーツだと実感します。
トップ選手の圧倒的な技術
しかし、上位の選手たちのプレーは別格でした。
まるで軽く投げているかのような自然なフォームから、ディスクは正確に障害物の間を通り抜け、信じられないほどの飛距離を出していきます。同じコースでプレーしているとは思えないほどの技術の差に、観ているだけで感動を覚えました。
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ディスクゴルフは、投げる技術だけでなく、風の読み方、コースの戦略的な攻略法、そして精神的な集中力が求められるスポーツです。トップ選手たちのプレーを間近で見ることで、このスポーツの奥深さを改めて感じることができました。
ボランティアとして得た最高の報酬
大会を通じて、何度も耳にしたのが選手たちからの「ありがとう」という言葉でした。
- コースで水を配ったとき
- ディスクを探すのを手伝ったとき
- スコアをサポートしたとき
一言の「ありがとう」が、どれだけボランティアの励みになるか。この言葉にどれだけ助けられたか分かりません。スポーツイベントの成功は、選手とオーガナイザー、そしてボランティアが一体となって初めて実現するものなのだと実感しました。
そしてこちらがある選手から渡された「サンキュースナック」のメントス。

嬉しいですね。
ディスクゴルフの魅力とコミュニティの温かさ
なぜディスクゴルフがニュージーランドで人気なのか
今回のボランティア体験を通じて、ディスクゴルフがニュージーランドで人気を集めている理由が分かった気がします:
- アクセスしやすさ:ゴルフよりも低コストで始められる
- 自然との一体感:公園や自然の中でプレーできる
- 幅広い年齢層が楽しめる:子供から高齢者まで参加可能
- コミュニティの温かさ:選手同士の交流が盛ん
- 環境への配慮:自然を活かしたスポーツとして注目
タウポのような自然豊かな地域では、ディスクゴルフのコースが景観と完璧に調和し、スポーツをしながら自然を楽しめる贅沢な体験ができます。
レイバーウィークエンドのタウポ
レイバーウィークエンドということもあり、タウポの街は地元の人々と観光客で大変賑わっていました。ディスクゴルフの大会と街の活気が相まって、特別な雰囲気が漂っていたのが印象的です。
大会参加者の中には、遠方から来た選手も多く、タウポの観光を楽しみながら競技に参加している様子が見られました。スポーツツーリズムの可能性を感じさせる光景でした。

まとめ:またやりたいボランティア体験
今回のディスクゴルフ大会でのボランティア体験は、私にとって忘れられない思い出となりました。
得られたもの:
- 大会運営の裏側を知る貴重な経験
- ディスクゴルフというスポーツへの理解
- 地域コミュニティとの繋がり
- 人の役に立つ喜び
- トップ選手のプレーを間近で見る機会
こういった機会があれば、また参加したいと心から思います。スポーツイベントのボランティアは、選手だけでなく、運営側にも多くの学びと感動を与えてくれるものです。
ディスクゴルフに興味がある方、ニュージーランドでスポーツを楽しみたい方、またはボランティア活動に興味がある方には、ぜひこのような機会に参加してみることをおすすめします。
タウポの美しい自然の中で、スポーツの素晴らしさと人々の温かさに触れた一日。この経験は、私のニュージーランド生活における大切な思い出の一つになりました。
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