ニュージーランドで働いていて面白いこと

ニュージーランド 仕事

私はニュージーランドに住み始めて、20年以上経っています。

だから、面白いことと言えるわけなのですが、ニュージーランド来てすぐには面白いとは到底思えなかったことがたくさんありました。

時間にルーズなのはもちろん、ものすごく適当、よく言えば寛容的、楽観的と言えますね、そして愛国心が非常に強く、外国人に冷たいところもありました。

ニュージーランド人からすると、私たち日本人は「アジア人」として、一つのカテゴリー分けされます。

中国人、韓国人、台湾人、日本人は同じパスポートを持っていると思っている人も少なくありません。

私が働いているホテルのクリスマスパーティーがあったのですが、外国のホテルというのはスタッフが多国籍軍のような感じで、それこそ多種多様な人種が働いています、なのでもちろんアジア諸国のスタッフもいるわけです、ほかにはヨーロッパ系、アフリカ大陸からの移民、南米の方もいます。

で、そのスタッフパーティーでニュージーランド人のスタッフにこんなことを聞かれました。

ベトナム人とあなた日本人は同じ言葉を話すんだよね?

その場にいた人たちは、息を飲み込む次第でした。

まあ、しょうがないですね、だってこの国からでたことないんだもの。

お寿司を見たことない人に、お寿司を作れなんて言えないわけで、運転免許センターで運転免許証のテストを受けに行く人に、戦闘機の運転のテストを受けさせることってありですか?

と、まぁなるべく物事をポジションに考えると人生楽しく送れると思うのでそうしています。

でも、ですねぇ、今日のレセプショニストのレポートを見て、笑いが止まりませんでした。

内容は、

「Guest came and said she don't want to stay in the room as there are WINZ people next door」

乱暴に直訳すると、

「あるゲストが来ていいました、この部屋に泊まりたくないの、だって隣の部屋にWINZの人が止まっているんだもの」

WINZというのは、Work and IncomeというNZの政府機関で、色々とニュージーランド人に援助をしている機関と言ったらわかりやすいでしょうか?

例えば、ニュージーランドに住んでいてけがで仕事に行けなくなったりしたら、WINZに行くといくらか援助をもらえたりします。

ほかには、子供が増えたので日々の生活費が足りない場合は、その家族の総収入によってWINZからいくらかの援助をもらえたりします。

で、先ほどのゲストのコメントに戻ってみましょう。

「あるゲストが来ていいました、この部屋に泊まりたくないの、だって隣の部屋にWINZの人が止まっているんだもの」

え?となりにWINZの人がいたら困ることって何?

と、思いませんか?

ってか、生活に困っていてWINZの人に助けてもらっているのに、そういう人って高級ホテルに泊まれるの?

面白いことないですか?

で、もっと面白かったのが、私のレセプショニストが彼女に伝えたのは、

「Advised guestsaying as we do not discriminate or judge our guest whether they are from vinz or not. I mentioned to the guest she has booked through booking.com and we are unable to refund any booking amount on her card. She have to cancel her booking from booking.com」

原文そのままコピペなのでスペルミスが多いのですが、内容はこんな感じです。

「彼女に伝えたのは、私たちはあなたがどこから来たとしてもを審査する気はありません。わたしは彼女に伝えたのは彼女がオンラインで予約したので宿泊費を彼女のクレジットカードにリファンドできません。彼女が彼女が使ったオンラインを使ってキャンセルしないといけません。」

まとめとして、私のレセプショニストはこう結びました。

「She didn't came back after that.」

「彼女はそのあと音信不通になりました。」

このレポートを見て、夜のサービスが終わった後のキッチンのオフィスで一人で大笑いをしました。

本当に私はニュージーランドが大好きだ。

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