ニュージーランドのクリス・ヒプキンス次期首相は22日、ジャシンダ・アーダーン首相が任期中に受けた「いまわしい」誹謗(ひぼう)中傷や脅迫に言及。
昨年6月に公表されたデータによると、アーダーン氏に対する脅迫は過去3年で3倍に増加!
地元メディアは、上記のユーチューブ動画を含めた少なくとも8件が司法に委ねられていると報じている。
また、警察は2022年1月、アーダーン氏を「排除」すると書かれた手書きの投函チラシについて捜査を行った。
アーダーン首相は19日、国を率いる「余力が底をついた」として、2月までに辞任すると表明。
22日には与党・労働党の議員総会で、教育相を務めるヒプキンス氏が満場一致で次期党首に選ばれた。
アーダーン首相はここ数年、頻繁(ひんぱん)に脅迫を受けていた。
最近では、反逆と背信の罪で「首相を射殺する」権利が自分にはあると主張する男が、ユーチューブに動画を投稿するケースもあった。
元情報機関職員のポール・ブキャナン氏はラジオ・ニュージーランドの取材で、アーダーン氏には、歴代首相の誰よりも継続的な警備と保護が必要だと思うと述べた。
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